男一人、ぶらぶらと歩く。

大阪、阪急十三の駅前での写真です。

梅田から電車で3〜4分という近さです。

駅のすぐ前に飲み屋がたくさんあるというのは希少価値になりました。

60歳〜70歳の初老といえる人々が朝の10時から呑んでます。

健康的には夜飲むよりいいかもしれませんし安いので経済的にもいいみたいです。

でもその次の世代はそんな飲み方には続かないし、この町もこれからかわってゆくのでしょうね。隣の店から聞こえてくる下手なカラオケに情緒を感じます。反対に上手なカラオケは面白くもないし邪魔扱いな雰囲気で、そこが不思議な現実でもあります。

上手い下手よりも一生懸命さが心にとどくのでしょう。

そんな風景から気づきました。最近の自分の撞球や歌唱に嫌味を己が感じて仕方なかった、その理由がわかったのです。一生懸命のベクトルが途切れていました。

技術や思考に答えを導かせる期待ばかりが続いていた。

どこまでも続く不安を消去させる方法論という蜃気楼を追いかけるばかり。

 それよりもその場その時に我を忘れ、至福の集中という一瞬にシフトする。

だから今、寝る時は寝る。走る時は走る。食べる時は食べ、笑う時は笑う。

そんなシンプルな事をどこか遠くに忘れてしまっていたようです。